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July 26, 2015

タマリンドガム研究

こんにゃくゼリーみたいなさわり心地の石けんは、ゆりくまさん考案の 『ぷるぷる石けん』 を、アンデリーズさんで習ったんですが、それとはまた違った材料が発売されたのですよ。

オレンジフラワーさんタマリンドガムがそれでして、試しに購入。

レシピも掲載されていたので、そのレシピでリキッドソープベース(アミノ酸系)とやらを、家にあった液体石けんに置き換えて作成。手順は、一部変更。
使ってみると、保湿感が強すぎるのか使い心地がイマイチだったのです。
そりゃ、置き換えてるから、本来のレシピの意図通りにはいかないですな。

それから、はまってしまいました。レシピづくりに。


効率よくレシピをいじるには、材料の性質を知らなくてはなりません。
タマリンドガムの性質を知るべく検索して、見つけたのがコレ↓

■グリロイド(五協フード&ケミカル)
http://www.dsp-gokyo-fc.co.jp/products_detail/glyloid.pdf


この資料によると、タマリンドガムをゼリー状に固めるには、少糖類、デキストリン、糖アルコール類、低級アルコール類、カテキンなどが必要とのこと。手持ちのタマリンドガムが、これと同じものかどうかはわからないけど、性質は、さほど変わらないはず。


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上の画像のピンクのは、最初に作ったもの、下の段のは左から、レシピ通り、グリセリンを減らしたもの、グリセリンなしでエタノールを少し入れたもの、エタノールを多めに入れたもの。

グリセリンを減らすと、当然ながら柔らかくなりました。
エタノールを使ったものは適度な固さがあるんだけど、この季節の炎天下に放置するとデロデロに溶けてしまった。

画像がないんだけど、グリセリンを使わずに砂糖を入れたら、上手く固まりませんでした。
たぶん、砂糖の量が少なかったのよね。けど、保存も考えるとむやみに砂糖を増やすわけにもいかない。資料どおりだと、最適な砂糖の量は50%なんだもん。ちょっと無理〜

そこでタマリンドガムを倍量に増やしてみた。


P_20150726_002830
タマリンドガムは両方とも倍量
左がグリセリンレシピ通り、右がグリセリンはレシピの半量

(こういう時って、先にグリセリンに色を付けておくと、つかった量によって濃淡ができるので、後で見分けやすくて便利)

やっぱり、タマリンドガムを増やすと固くなりました。でも、もろくはない。ぷるぷるを超えて「ブリンっ」って感じ。
これくらいでも良いのだけど、もうちょっとタマリンドガムを減らしてみると


IMG_2912
タマリンドガム1.5倍、グリセリン2/3倍


持ち上げてちぎれたりはしないけど、上のグリセリン半量のよりやわらかい。
最初のレシピ通りのと同じか、それよりちょっと柔らかいくらい。

自分で使うとしたら、タマリンドガム倍量+グリセリン半量 (薄い水色の)かなあ。
プルプル感にインパクトがあるのは、ピンクか透明のレシピ。

あとは、市販のゼリー状石けんの全成分表示を参考に、オプション的材料を入れて使用感を調整するとします♪

あ、手順は、これを参考にしました。
■ピールオフゲルパックの処方例 (cosmetic-info.jp)
http://www.cosmetic-info.jp/form/detail.php?id=646


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