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May 14, 2016

透明石けん 作り方の一例

今年も作ったよ、透明石けん!

今回は、混ぜる道具はスプーン1本だけ。洗い物が楽チンだったぁ。

IMG_3286
手前のは、チーズ包丁で真っ二つにカットした石けんの上に、透明生地を流したよ


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以下の方法、取り入れるのは自由ですが、「ブクブクぼー」とか「沸点注意」とか「単一脂肪酸」とかの意味がわかんない方は、書籍などで石けんの作り方をしっかり理解して、石けん作りの経験を積んでからにしてくださいね。
石けん作りに、危険はつきものなので。

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オイルと苛性ソーダ水を合わせてスプーンでぐるぐるしまして、あとは「苛性カリで作るリキッドソープの素」と同じようにIHヒーターで加熱、いい感じにトレースがきたらヒーターを止めてエタノール10cc投入。(オイル300gでした) エタノールの沸点が約78℃なので、気を付けて。

で、引き続きスプーンで混ぜてると、これまたリキッドの素の時と同様に、ブクブクぼわーっとなるので、泡をつぶしつつ、さらに混ぜます。
と、透明になった生地が見えてきます。
泡がすっかりなくなったら、シュガーシロップとグリセリンを混ぜたものを投入して混ぜて、ちょこっとヒーターを入れて70℃強まで温度をあげます。

ここでpHをチェック。
高かったら、溶かした単一脂肪酸(ミリスチン酸とかステアリン酸)を少しだけ加えて、よく混ぜて、再度pHチェック。pHが弱アルカリに落ち着くまで、これを繰り返します。

ちなみに1gの苛性ソーダをケン化するのに必要なミリスチン酸は約4.5g、ステアリン酸なら約4g。

あとは、ヒーターを切って透明化剤分のエタノールを投入。
しっかり混ぜてラップをぴったり張って、湯をはった保温鍋(ぶっちゃけシャトルシェフです)にドボン。
鍋in鍋の状態です。

そのまま20分くらい保温したら、よく混ぜて型入れ。

室温でゆっくり冷まして、固まるのを待ちます。

固まって型から出した石けんは、数日中なら、レンジでチンしたり湯煎で溶かして、M&Pソープと同じように扱えます。ラップでぴったりくるんで保管すれば、より上手くできるでしょう。ただし、M&Pソープのように速攻では固まらないです。



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この記事へのコメント

1. Posted by ミッシー   June 18, 2016 11:13
いつも勉強させていただいています。
質問ですが、最後の透明化剤分のエタノールを投入は、どれくらいを目安にされていますでしょうか?

それともしっかり透明になるまでおつかいでしょうか?

温度が覚めてから,きれいな透明が納得のいかないものになったりしますが、ここらあたりはどのようにして見極めればいいのかご指導いただけませんでしょうか?
2. Posted by ecru1   June 19, 2016 13:29
コメントありがとうございます。

これの場合、オイル300gに対して、
苛性ソーダを溶かすための水:90g

グラニュー糖:90g
グラニュー糖を溶かす水:60g
グリセリン:45g
エタノール:100g

で作りました。

先に入れたエタノール10mlは、分量外です。

透明度が落ちる原因は、透明化剤の分量だけではないので、とりあえずは、レシピの分量で作って、固めてしまいます。

それで濁ったら、石けん2〜3個分ずつリバッチして、そのときにエタノールなりシロップなりを追加してます。

濁ったらオイルの配分や作り方を見直して、次につなげるのもお忘れなく(*^_^*)

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